【※涙の物語】「クレヨンしんちゃん22年後の物語」ファンが作った作品が公開され、日本中が涙!!

「あいちゃん、綺麗だし、優しいし、仕事もバリバリだし、尽くしてるし……お兄ちゃんにはもったいないくらいなんだけどなぁ……」

妹よ。何気に失礼だぞ。

「……それはわかるんだけどな。ただ、結婚となると話は違うんだよ。
夫婦になれば、付き合っているときとは違う、制約みたいなやつが出るんだ。
好きだから結婚する……確かに、その要素は大きいけど、それだけじゃうまくいかなくなることもあるんだ。
――そんなに簡単なものじゃないんだよ。結婚は」

「……そんなもんかなぁ」

「そうそう。だからお前も、よく考えろよ?」

「……うん」

……その時、突然家のチャイムが鳴り響いた。

「……と、こんな時間に……」

誰だろうか気になりながら、オラは玄関に向かう。
そして鍵を開け、ドアを開いた。

[add]

「――はい。どちら様で……」

「……や、やあ……」

玄関先に立つ人物は、少し不器用な笑顔を見せ、片手を上げて挨拶をする。
その人は、オラがよく知る人だった……

「……よ、四郎さん?」

「……」

――四郎さんは、困ったような笑みを浮かべたまま、そこに立っていた。

「――本当にお久しぶりですね、四郎さん」

「あ、ああ……」

四郎さんを家に招き、テーブルを囲む。
四郎さんは、どこか落ち着かない様子だった。
それに、その身なり……着ている服はぼろぼろ。白髪混じりの髪もボサボサ。顔も煤汚れている。

「はい四郎さん。お茶です」

ひまわりは車椅子のまま、四郎さんに湯飲みを渡す。

「あ、ありがと……」

「四郎さんのことは、お父さん達から聞いてましたよ。ゆっくりしてくださいね」

笑顔を見せたひまわりは、奥へと戻っていった。
そんな彼女の背中を見ながら、四郎さんは呟く。

「……そうか……。確か、ひまわりちゃんは……」

「……ええ。事故で……」

「……それは、大変だったね」

「いいえ。ひまわりも悲観してるわけじゃありませんので、あいつはあいつなりに、きっと力強く生きていきますよ」

「……ひまわりちゃんは、強いんだね。それに比べて、僕は……」

言葉を最後まで口にしないまま、四郎さんは俯き目を伏せた。

「……四郎さん?」

四郎さんは、やはりどこか様子がおかしい。
何か、追い詰められているようにも見える。

「……あの、四郎さん。それで、今日はどういう用件で……」

「――そ、そうだ!せっかくなんで、僕がご飯作りますよ!」

「え?い、いや……」

「まあまあ!ちょっと台所借りますね!」

「え?あ、ちょっと……!」

まるで逃げように、四郎さんは台所へ向かう。

続きをご覧ください!

次のページへ続きます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください