【※涙の物語】「クレヨンしんちゃん22年後の物語」ファンが作った作品が公開され、日本中が涙!!

「……これはまさか……結婚式の招待状!?」

「うん。実はね、僕、今度結婚するんだ」

チーターの口から、衝撃的な発言が飛び出した!!

「け、結婚!?だ、誰と!?」

「大学時代から付き合っていた彼女だよ。しんのすけくんにも、きて欲しいんだ。本当はまさおくんにも渡そうと思ったんだけど……渡す前に帰っちゃったし……」

チーターは困ったように笑みを浮かべた。やはり無駄にイケメン……

(――って、そんなことはどうでもいい!!)

「返事待ってるね。……じゃあ、僕はこっちだから。しんのすけくん、今日は本当にありがとう」

そう言い、爽やかな笑顔を見せたチーターは、手を振りながら帰っていった。

「……チーター、結婚するんだ……」

オラはしばらく、体に走った衝撃に身動きが取れなくなっていた。

「河村先生の奥さんってね、すごく美人なんだよ?まさに、お似合いのカップルって感じなの」

ねねちゃんは、笑顔でそう話す。

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(まあ、あれだけイケメンなら、そうだろうけど……って、今はそうじゃない!!)

チーターは結婚する。それをねねちゃんは知っているようだ。
そして彼女は、むしろ祝福しているように見える。

……まさかねねちゃん、今の関係を崩したくないってのは、こういう事情があったからなのか?
だとするなら、彼女はどれだけ茨の道を進むのだろうか……

感傷に耽っていると、ふと、後ろから声がかかった。

「――しんちゃん。ねねちゃん」

どこかで聞いたことのある、緩い声。その声の主は……
後ろを振り返ると、そこにはぼーちゃんがいた。

「あれ?ぼーちゃん、今帰り?」

「うん。二人は、何してるの?」

「しんちゃん、今日、フタバ幼稚園に遊びに来てたのよ。……ねえぼーちゃん、せっかくだし、三人で帰りましょう」

「うん。帰ろう」

ぼーちゃんは、笑顔で返事を返す。

そしてぼーちゃんとねねちゃんは、オラの前を歩き始めた。
楽しそうに会話をする二人。
ぼーちゃんはさることながら、ねねちゃんの笑顔には、どこか見覚えがあった。

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