【※本当にあった奇妙なお話】夏休みの避暑地の別荘でのバイト。「別荘地で過ごせて金ももらえるのか、おいしいじゃん」と行ってみると・・・

俺とAは顔を見合わせ、Bに「…何あれ?」と聞くと、

「俺が解るわけねーじゃん、だから言ったろ?」と返してきた。

動物の音にしてはなんか規則的過ぎるし、

そもそもあんな音を立てるような動物は全く想像がつかない。

俺はちょっと怖くなってきていたがAとBに「窓から外を確認してみないか?」と提案した。

AとBも怖かったみたいだが、音の正体は皆気になるので

窓のほうへと3人で移動し、カーテンを少しずらして外を見てみた。

すると、もう一つの建物の玄関のところに何かがいる。

薄暗い月明かりしか明かりが無いので何なのかは良く解らないが、

大きさ1mちょっと、子供くらいのサイズの何かがゆらゆらと揺れながら

黒っぽいものを引き摺っているのが見えた。

俺達が声も出せずじっとそれを凝視していると、

それはズリズリと何かを引き摺りながら建物の影へと消えていった。

完全に見えなくなってから更に2~3分過ぎた頃、Aが「なんだあれ…」と声を挙げた。

俺が「人…か?」と聞いたのだが、

Bが「あんな小さい人って子供か?子供がこんな山奥に、

しかも深夜にいるか?ありえねーよ」と答えた。

それもその通りだった、では、あれは何なのか。

Aが「…一応、確認しにいくか?」と提案した、その時完全にびびっていた

俺は「いや、どうせ明日あっちの建物の片付けするんだし、

その時一緒に確認すればよくね?」と、やたら早口に即答した。

AもBも内心ビビってたらしく、全員そうしようという事でその場は無理矢理寝る事にした。

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