彼女は大きく深呼吸をした。
ずっと抱えてた悩みを吐きだしているようにも思えた
「だいたいバカだよね。事件のことを彼に伝えてから
ずっと冷たくされてたのに、何とかなると思ってたんだ」
悲しい笑顔を無理やりに貼りつけて彼女は言った
「あの子が誰の子かはわからない。
だけど私の子供ってことだけは確かだから。
私はあの子を育てていきたい。
でもあなたに迷惑はかけられないから」
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俺は黙って彼女を抱きしめた。
話を聞き終えるころには心は決まっていた。
彼女の全てを受け入れようと思った
「今までに何があろうと関係ない。
君を愛してる。結婚してください」
そして俺たちは婚約した。
号泣している彼女の父に頭を下げられた
「娘をよろしくお願いします。幸せにしてやってください」
結婚式には2人の叔父も参加してくれた
「良かったなあ。俺ちゃん」と酔っ払った叔父は
顔を真っ赤にしながら何度も繰り返していた
妻と娘は俺の家に住むことになった。
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