症状の進行はあっという間だった。
病気に侵された妻は人格まで変わってしまった
異常に怒りっぽくなり、会話もまともにできなくなった
妻が眼が見えないと言うので病院に連れて行ったら
視力はあるが見えてることを認識できていない状態
だとわけのわからないことを言われた
娘は妻の実家で生活することになった。
この状態では娘に悪影響しかないと思ったからだ
妻の病状は悪化するばかりだった。
風呂や食事も1人ではままならなくなった
俺がウトウトとしているうちに徘徊することもあった
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泣きながら獣のように暴れる妻を見て、
いっそのこと2人でいなくなってしまったら
いいのではないかと考えたりもした
とうとう妻は寝たきりになった。
虚ろな状態が続き、
日に日に覚醒している時間は少なくなっていった
とうぜん会話をすることなどできない。
失禁した妻の処理をしたり、
全身を痙攣させる姿を黙って見つめる日々が続いた
ある日いっそう激しい痙攣を起こした。
全身が燃えた紙のように縮まっていた
俺は泣きながら妻を抱きしめた
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