「俺さんの気持ちは嬉しいです。
でも私には1歳の娘がいます。黙っててごめんなさい」
彼女の告白にショックを受けなかったと言ったら嘘になる。
でもそれが大きな障害になるとは考えなかった
「一度で良いので会ってくれませんか」
彼女の気持ちを無視した強引な誘いだったかもしれない
だが彼女は「わかりました」と言ってくれた
女性と出かけるなんて高校以来だった俺は緊張していた。
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オシャレなデートスポットなんて知らなかった
私服姿の彼女はすごく愛しく感じた。
やはり子供がいることなんて問題じゃないと思えた
車の中で彼女は娘のことを話して聞かせてくれた
娘は前の彼氏との間に出来たのだが、
それを知った彼氏はすぐに彼女を捨てたようだ
堕胎しようか悩んだが、1人でも育ててみせると決心し大学を辞めた
働いている間は彼女の母親が面倒を見てくれていた。
デートを断っていたのも娘の面倒を見るためだったみたいだ
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