異変3:子供部屋
小学校中学年から一人部屋が得られ、一人で寝ることを余儀なくされた。
そんなある日、母親に就寝を催促され
部屋のベットで寝ていた所、誰かが部屋に入ってきた気配があった。
部屋の入口の床板は人が歩くとよく軋む。だからわかった。
軋みの音で入って来たのは大人の人だと直感した。
多分、母か、父なのだろう。ちゃんと寝たのか確かめに来たのだと思った。
わざわざ目を開けて確認するのが面倒で、寝たふりをしていたら
「ふぅ……」
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耳元で息を吹きかけられた。
予想外の事にびっくりし、硬直。
しかし、こんな悪趣味な悪戯するのは父だと推測。
瞬時に理性を取り戻し、タヌキ寝入りを続行、
親が部屋からいなくなるのを待った。
…10分程待ってもいなくならない。
息を吹きかけれるほどの至近距離で見つめられるのもアレなんで、
目を開けてみると…誰もいなかった。
途端に背筋が寒くなり、何も無かった事にして寝た。
翌日、親に部屋に来たかと尋ねたが答えはNOだった。
こんな感じでこの市営住宅には散々変なことがあったんだが
自分が怖いと感じたのはこんなもん。
母親は7年間も下の家からバイオリンの練習音が夜中に聞こえて
煩かったなど(バイオリンを演奏する住人はいない)
小さな怪異はあったが自分には害がなくどーでもよかったので割愛。
次に移り住んだ家は・・・
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