その後の生活は、なんかこう、娘ができたような騒がしさだった。
最初は知らないところに連れてこられて緊張していたようだが、
慣れてくるにつれ、走り回るわ壁に壮大なアート書いてくれるわ、
ベランダで育てていたプランターの球根引っこ抜いてくれるわで
なかなかの腕白っぷりを見せてくれた。
しかし父親はわずか半月で新しい仕事を見つけた。
以前の職場と同じ工場の品質管理の仕事を見つけてきた。
面接の結果採用とのこと。
さっそく次の週から仕事に行き、完全な月給がもらえた2ヶ月後にはアパートも探してきた。
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うちの部屋に来てから2ヶ月と19日後、父子は新しい部屋に引っ越した。
実は父親とは2才しか離れていなかったんだが、
「お兄ちゃんっ!ばいばーい!」と手を振りながら引っ越していった。
で、引っ越した先がうちのアパートの下階(笑)
今でも少し成長した女の子と遊ぶ日々が続いている。
彼女も休日(平日休み)には相手をしてくれる。
そして今年の末には彼女が嫁に変わる。
「女の子みたいに腕白な子が欲しい」ともう今から言っている。
もうすでに女の子が娘みたいな存在だから、子供ができても二人目みたいな感覚。
少し寂しいことに、結婚したらもうすこし広い部屋に引っ越す予定だ。
今のアパートから歩いて2分ほどの近所だけどね。
最初は車で10分ほどのマンションにしようかと言っていたんだけど、
嫁が「やっぱ女の子の近くにいたいよね」って言ったから、第二候補の近所に。
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