それだけで、常連の男たちの関心。
彼女目当てで通うヤツらも出る始末。
中にはチョッカイ出そうとするヤツもいたが、
奥さんの固いガードと、
彼女の真面目で素直な性格でみんなの人気者。
運転も慣れて、友達も増えて
バイクが楽しいと言い始めた。
数ヵ月経ったある猛暑の日、事件は起こった。
店は奥さんの両親の土地にあり、
両親は土地の別邸に住んでいる。
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つまり社長はマスオさん。
その猛暑日に義父（以下爺さん）が倒れた。
おそらく熱中症だろう。
その日奥さんは登録に行っていて
社長と老夫婦しか居なかった。
婆さんが慌てて店に来て、
爺さんが倒れた！と。
そこにたまたま休みだった彼女が
点検のために来た。
看護学生の彼女は、慌てうろたえる二人の前で、
的確に冷静に処置をした。
そして救急車到着。
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