店の客には地元の信金、新聞屋がいた。
そこで使われているカブの整備、販売をしていて、
廃棄するカブが何台かある。
店の裏にも部品取り、
廃棄待ちのカブが数台分あった。
これを何個かイチで組めるな。
彼女にそれを提案し、
またまた奥さんに相談。
お金の話は後でいいから
とっとと始めなさいよ!
と奥さんのGOサイン。
そしてまた、社長のタダ働きが始まった。
マトモそうな車体を選び、
使えそうな部品を外し組み立てる。
足回りはプレスカブの丈夫な車体を組む。
エンジンはどれもガタが来てる。
パラしてチェックして組む。
出来た。わずか3日で。
奥さんが彼女に電話して店に呼ぶ。
[add]
ほらこれ!あなたのカブよ!
ウチの人がチョチョイってやったの。
3万円でいいわよ。ある時払いね!
見た目は傷もあるし、色もおっさん臭い青のカブ。
またまた彼女は涙ぐんで喜んだ。
奥さんが手とり足とり乗り方を教える。
若いっていいわね~、覚えが早くて、
ガハハハハ!
なぜか奥さんが大喜びしていたらしい。
翌々日から彼女の
スーパーカブライフが始まった。
若い女の子がカブに乗ってる!
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