この検査結果を知ったジョアンさんは再び仕事を辞めることを決心し、一日中マーティンさんに付き添うことを決めます。
そして、一緒にコミュニケーションの訓練やリハビリに励みました。
リハビリを開始してから1年が経った頃、マーティンさんは赤外線で画面のキーボードの文字や画をポイントし、意思を伝えるコンピュータを手に入れ、それを使って会話することができるまでに回復していました。
そして、痛みに耐えながらリハビリを続けたマーティンんさんは5年後に自分の手でキーボードを打ち、パソコンを使いこなせるまでに回復。
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その後はパソコンの情報処理を専門的に学ぶために大学で勉強をして、フリーランスのウェブデザイナーとして活躍をしています。
さらに、妹の紹介で知り合った女性と結婚をして現在はイギリスで暮らしているそうです。
意識が回復しても動くことも喋ることもできず、ただただ寝転がっているだけのマーティンさん。
その苦しみは想像できないほどの恐怖だったことと思います。
そんな過酷な運命を乗り越え、現在はとても元気に暮らしているマーティンさん。
失われた時間の分も幸せになってくれることを願います。
もしも、私が彼と同じ状態になったら
「この状況を乗り越えることができるのか?」
「生きる希望が持てるのか?」
私なら無理かもと思ってしまいました。
皆さんはどう思われましたか?
最後までご覧いただきましてありがとうございました。