バカA「頼む、工場長(俺)もこの街には愛着あるだろ?
俺たちと青春時代を過ごした素敵な故郷じゃないか」
俺「何を言ってるのかよくわからないですね」
バカA「ここに住んでたでしょう」
俺「青春っていうのは、上履きの中に犬のクソを入れたり、
椅子の上に画鋲を置いたり、毎日罵声を浴びせたりすることですか?」
ここで空気が凍る。
俺「どうなんです?」
バカA「え、それはその…」
バカB「当時は俺達もバカだったからさ、今は出世してるじゃん、
これでお互い水に流してさ…」
俺「お互い?お互いってどういうことですかね。私にも非があったと?」
さらに凍る。
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俺「このような考え方の工員ばかりでは、工場はやっていけないでしょうね」
バカB父「頼むよ俺くん、うちのバカには責任を取らせるから…」
俺「どうでしょうね、責任って色々あるじゃないですか」
俺「この工場が残るということは、私がこの街に定年まで住み続けることになるでしょう」
俺「その間、同期の姿を見ることすら嫌でたまらないんですけどね……
どう責任を取るんでしょうね」
そこでバカBの父がBを何とも言えない表情で見つめ、Bがうろたえる。
これぐらいでいいかと思い、ここでの発言は聞かなかったことにする、
今後の頑張りに期待します。と言って帰ってもらった。
でもそれで終わらないのが田舎の凄いところ。
町の人々から同期の連中への見る目が一気に変わる。
それは・・・
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