この工場の閉鎖を申し出ることだった。
今となっては海外との繋がりもあるし、他の地域にも工場はある。
長年工場があったこともあって、工員の中には
「俺のおかげでこの工場が動いてるんだぞ」とか
自分は偉いんだと思ってふんぞり返ってる連中もいた。
本社でもこの工場は「微妙な黒字だけど、よそに移転したほうが良いレベル」
という判断が降っていた。
そこで俺は「そこは私の地元だから、改善できる点がないかどうか
地域ぐるみで考えてみたいです」と申し出て、
実質処刑人にもなりうる形で栄転したんだ。
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相手は俺の地元のゴミ共だ。
昔俺をいじめてた奴だってたくさん工員になってる。
その親だって居る。
みんな揃って路頭に迷え。
そういうわけで「この工場は地域も含めて改善できそうなところがないから
閉鎖の方向でいいかも知れないですね」と打ち合わせしてたら、
現場のリーダー達から話があったのか、俺の家に行員たちが泣きつきに来た。
しかも俺と面識があった連中と親ばっかりだ。
工場長が地元出身の俺だからなんとかなるとでも思ってるのか、
フランクに話しかけて来た・・・
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