【※救助から生まれた恋】ある病院から火災発生の通報を受けた若い消防士。そこで救助した女性は・・・

彼女はそれを見て不安そうな顔をし、何かを書き付けて寄こした。

紙には、

「私、耳聞こえないんだよ? 一緒に居たら大変だよ?」

と書いてあった。

凄く寂しそうな顔をしていた。

返事を一生懸命に考えてはみたが、残念ながら気の利いた言葉を言えるような

素敵な男ではないので、思っていることをそのまま書いた。

[add]

「ただ傍に居たい。いつだって力になりたい。そんな理由じゃダメかな?」

ダメ元だった。

それを見て彼女は泣き出し、震える手で

「ありがとう。お願いします」

と書いた。

付き合って行く内に、茄子と稲光が苦手だとか、実は甘えん坊で

頭を撫でられたり抱き締められるのが好きだとか、知らなかった沢山の面を知ることが出来た。

付き合い始めてちょうど二年が経った日・・・

次のページへ続きます

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください