そんな物腰の低いおじいちゃんの態度に、ホスト達が調子に乗って
「うわ今ので怪我したわw病院行かなアカンなw」
「おいどないしてくれんねん」
と、恐喝じみたことをしていたという。
それでもおじいちゃんは「すみません、すみません」と謝るばかり。
そこで、とうとうぶつかったホストが
「てめーふざけんなよ」
と、おじいちゃんの杖を蹴り飛ばした。
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ここら辺で周りに集まってきた野次馬がざわつくも、関わりたくなさげに遠目から見ていただけだった。
おじいちゃんは困った顔をしつつ、
「そうですか・・・。すみません、そうしましたら家内の者を呼ばせて頂きますから・・・」
と、電話を取り出してどこかに連絡した。
「おう何でもええからはよしろや!」
と、おじいちゃんが電話を切った後もホストは調子に乗って小突いたり暴言吐いたりと酷いことをしてた。
そして数分後、
狭い路地の奥から黒塗りのレクサスがすっ飛んできて、ホスト達とおじいちゃんの横に停車した。
そして、黒塗りのレクサスから出てきたのは・・・