横を見るとダイニング扉の隙間からオバチャンがニタニタと正座してこちらを見ていた。
まさか……ずっとここで監視していたのか……。
体から血の気がサッーーと引いていく。
オバチャン「まさか帰るなんて言わないわよね?」ニタニタ
ここで俺はパニックになった。
うわぁあああああ!!!なんて叫びながら奥へ走り出す。
ケン君の部屋には人が出られる大きさの窓なんかない。
家の階段を思いっきり駆け上がる。
ドタドタドタドタ!!扉が目の前に見えた。開ける。真っ暗。
電気を探し明かりを付ける。パッと周りが明るくなると、
その部屋にはぬいぐるみ、人形がぎっしり。超絶怖い!!
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そこで立ち往生していると、
「キャキャキャキャキャ!!!」みたいな叫び声が部屋の奥から聞こえた。
そこに目をやるとそこには頭がすごくデカく、目玉が飛び出しそうな人間?のような物がいた。
俺と目が合う。
「ヒャッヒャッヒャッヒャッ!!!!」
怖すぎた。漏らした。気持ち悪かった。
パニックになり、窓を開けて二階から飛び降りた。
痛みは感じなかった。恐怖がそれに勝りすぎていた。
そのままダッシュで家に帰宅。
その日は寝れなかったし、足がめちゃくちゃ痛くなってきて、翌日病院に行ったら左足が折れていた。
その後この町から引っ越してもうそこには二度と行っていない。行きたくない。
しかし最後に見たあれはなんだったんだろう。
俺的にはアイツがケン君で、障害児だったから人形で現実逃避してたと思うんだ…
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