女「あ、それ捨てちゃうんですよね?じゃあ貰っても良いですよね?」
店「いえ、床に落ちてしまった物なので、お客様にお渡しする事はできません」
女「え~? 別に気にしませんよ。
ちょっと落ちたくらい、はたけば分かりませんって~」
店「申し訳ありませんが、規則ですので」
女「そんなの気にしないから、
捨てるくらいならちょうだいよ!」
店員さん、この時点で女性をあしらいつつも、後ろにいた別の店員さんにチョココロネを後ろ手にパス。
受け取った店員さんは、さりげない動作で店の奥(工房)のゴミ箱へコロネを廃棄。
それを見た女性が突然怒り出して・・・
女「ちょっと! 何勝手に捨ててるのよ! 私が貰うはずだったのよ!?」
店「何と言われましても、私どもといたしましては、一度床に落ちてしまったパンをお客様にお渡しする事はできません」
女「あなたも話が分からない人ね!気にしないって言ってるでしょ!?」
私はと言えば、
「これが噂のセコケチさん?」とか、
「立ち去るタイミング逃したなぁ」とか、
どうでもいい事を考えつつ、
女性と店員のやり取りを見ていたのですが、
店員相手じゃ埒が明かないと思ったのか、
何と私に食って掛かってきまして
女「そういえば、元はと言えば
あなたが床に落としたんですよね!?」
「だから、あのパンを
私が貰えなくなっちゃったんですよね!?」
「パンをダメにしちゃったんだから、
弁償するべきですよね!?」
「私が貰うはずだったパン、弁償してよ!」
と、明らかに色々とおかしい事をまくし立ててきました。
店員さんが止めようとするも止まらず、
私もいい加減に鬱陶しくなったので、一言だけ
私「あ??」
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