少量の水で汚物を流せる秘密が「気圧差」です。
そもそも空気には気圧の高い方から
低い方へ流れるという性質があります。
飛行機が飛んでいる高度約1万mの上空では
機内の気圧は機外の気圧よりも高くなっています。
そのため、映画などで見たことがあるかもしれませんが、
飛行中にドアを開けると中の空気が外へと流れ出てしまうのです。
この性質を利用したのが「真空吸引式便所」なのです。
[add]
実はトイレと排出物貯蔵タンクを結ぶパイプは機外と通じていて
トイレ使用後に流すボタンを押せば
機外へのバルブが開く仕組みになっているのです。
つまりボタンを押すとパイプの入り口(トイレ:高)と
出口(機外:低)との間に気圧差が生まれ、
気圧の高いトイレから気圧の低い機外へと
一気に排出物が引き込まれていくということです。
あの「シュゴーッ」という音の正体は、
気圧差を活用したバキューム音だったのですね!
さらに・・・
続きをご覧ください!