彼父 「とんでもない、うちの息子にはもったいないお嬢さんです。ぜひ、息子の嫁に」
なんだか三流のドラマみたいだが、こんな流れ。
俺は元嫁の不倫が発覚してからの21年の疲れがどっと出たのか、
貧血を起こしへたり込んで倒れてしまった。
それから、娘が嫁ぐまでの半年は虚脱感に支配された。
その娘、先週嫁いで行きました。
行ったと言っても、新居は決まっていたのに彼が
「お父さんを一人にしては」と無理矢理押しかけてきて彼がマスオさんに就任。
式には元嫁両親も駆けつけてきてくれ、祝ってくれました。
俺には大層礼を言われました。
元嫁から俺と娘に手紙を預かってきたと渡されましたが、読まずにお返ししました。
元嫁は、実家の近くで一人暮らしをしているそうです。
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俺両親は、当時子供を引き取る事には大反対・・・当然ですな。
何度か実家に娘を連れて行くうちに、徐々に認めてくれるようにはなりました。
結婚式では、年老いた両親から「良くやった」と言われ、不覚にも大泣きしてしまいました。
補足しておきますが、興信所からの調査結果には不倫の子なんで結果は出ていなかった。
ただこの世を去り離れ離れになったはずが離婚とだけ。
これは戸籍を調べれば一目瞭然なんだけどなぁ。
マスオ君が帰ってきたので落ちます。
毎晩酒盛りで・・・辛いw
この娘がいたからこそ今の自分があるという感じです。
あの時、間男を交えて話し合い離婚なんていう流れになっていたら、
弱い俺には耐えられなかったかもしれない。
とにかく汚い物が目の前からスパッと消えてくれて、
残された血の繋がっていない娘が心を支えてくれたと思っています。
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