ビルゲイツ氏の回答
「究極の錬金術」はニワトリを飼うことです。
これは極限の貧困状態で生活をしている約10億人の人々にとって深刻な質問です。
もちろん、”たった一つの正しい解答”というのはありませんし、
貧困というのは場所によって状況が異なります。
しかし私は、私の財団の(慈善)事業を通して
貧しい国でニワトリを育てて生活している多くの人々に出会いました。
私はニワトリを所有することの裏も表も学ぶことができました
(シアトルのシティ出身の身としては、学ばないといけないことはたくさんあるんですよ!)
そして私がハッキリと理解できたのは、極限の貧困状態にいる人々にとって、
ニワトリが役に立たないことは無いということです。
そうです、もしも私が彼らの状況にいたとしたら私はニワトリを育てます。
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では、一体なぜニワトリを飼うことが錬金術になるのでしょうか?
アフリカでは、メスの雛はわずか200円で買えるそうです。
そして、雛に毎日残飯や残り物を与え続ければ数ヶ月で卵を産むようになります。
実はニワトリはお茶の葉や果物の皮などなんでも食べるので、
ほとんどエサ代がかからないのだそう。
卵を売って毎日いくらかずつ収入を得ていけば、いずれニワトリの数を増やしていけます。
そして、卵を産まなくなったニワトリは食肉として売れば数百円の収入になります。
ビルゲイツ氏は、このサイクルを繰り返していけばわずか200円の生活が、
徐々によくなるだろうと考えているのです。
まさに、「ニワトリを使った錬金術」というわけですね!
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