知らない年配女性はこう言い出します。
「あなた、落ち着いて聞いてちょうだいね」
「さっきね、ずっと変な男の人が、あなたの後ろをぴったりとつけて歩いていたの、
だから声をかけたのよ」
私は、あまりにも予想外の展開にきょとんとしてしまいました。
だって、先ほどまで一体何が起こっているのか読み取れず、
この年配のおばさんがどうしてもおかしな人にしか見えなかったからです。
そんな私をよそに女性は言葉を発し続けます。
「手にはね、見た事もないロープとか持ってたの」
「コートを着て帽子も深く被ってたわよ?私はね、なんとなく危ないと思ったのよ!
だからね、声をかけてこっちに連れてきたのよ」
「何か心あたりはないかしら?」
もちろん、私には、心当たりなどありません。
しかし、自分が歩いてきた人通りの少ない道で、
まさかそんな人が私の後ろをぴったりとつけてきていたとは、恐怖を感じました。
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「もしできたらここからはタクシーで帰ったほうがいいんじゃないかしら」
「最近物騒な世の中になったものだから、気をつけてね」
私は、最初不審者だと思っていた年配の女性は、
本当は男性につけられている私の身の危険を感じて、危険を顧みず私を救ってくれたのです!
私は、怖かった気持ちと感謝の入りじまった感情でいっぱいになり、泣きじゃくってしまいました。
私は、その年配女性に何度も心から「ありがとうございました」とお礼を伝え、
タクシーで帰路につきました。
果たして、本当に例の男性が、私をつけていたのかはわかりません。
でも危険かもしれない人を前にしてわざわざ連れ出してまで助けてくれたのは確かです。
あの女性には、感謝してもしきれません。
あのような事件があってから、教訓として今は人通りの多い街に住んでいます。
事件は、起こってからでは取り返しがつきません。
その前の対策が肝心なのです!
4つの事に気を付けて防犯対策!
1.”ながら歩き”は危険であるという認識を持つこと
ながら歩きには気を付けましょう。特に下記2つは危険!
・音楽を聴きながら夜道を歩く
・携帯をいじりながら夜道を歩く
こんな理由から、狙われます。
・近づいても気が付かない
・携帯電話の光がホタルみたいに目立って、いい目印になった
など。
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