俺が途方に暮れていると、社長が友人の実家周辺に聞き込みに行ってくれた。
「○○君の勤める会社の者ですけど、
突然彼が会社の寮からいなくなってしまった。
家族に捜索願を出してもらいたいが連絡がつかず困っている。
近くに住んでいる親族の方はいないか?」
と聞いて回ったらしい。
程なくして親戚が見つかり、
そちらの方から父親を呼び出してもらって、賠償の相談をする場を設けた。
のっけから「金は無いし、成人してる息子の返済を肩代わりする義務はない」
を連発する父親。
だが、それは社長が既に想定していた事態だった。
「私もあなたからお金を取るつもりはありません」
社長の描いたシナリオ通りにそういうと、父親の態度が目に見えて軟化。
しかし社長が続けてこう言うと・・・
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