頼れる人もいない、先立つものもない、住む家もないの三重苦で、
三十男と猫一匹。
明日をも知れずに過ごした数日間が人生最大の修羅場だった。
30前後でルームシェアなんてするもんじゃないな。
豪雪地帯の山奥で30男と猫の二人暮らしが始まり、
気持ちも少しづつ落ち着き始めたので、
逃げた友人の携帯から実家の電話番号を見つけ連絡。
母親は大昔に離婚していて、祖母と父親が暮らしていた。
父親は事の顛末を聞くと電話を着拒して居留守を使い、
一切の連絡を絶とうとした。
俺が途方に暮れていると、ある人物が手を差し伸べてくれた。
その人物とは・・・
続きをご覧ください!