「実はものすごく眠たい」
って言う。
眠たい?実はうっかり居眠りしちゃってこんな大騒ぎになったの?
って思っていたら、また目を閉じて膝から崩れ落ちた。
さっきのお兄さんが様子をうかがっていてくれて支えてくれたので、
今度はバターンとは倒れずに済んだ。
でもお兄さんも旦那を支え切れずにそのまま床にずるずると崩れ落ちる。
声をかけても反応はないし、カバンを持っている手を離さそうとしても、
ものすごい力が入っていて指をほどくこともできないし、
あ、これは寝ているんじゃない、脳だなと覚悟した。
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でも、1分ほどすると目を覚まして
「すみませんすみません…」
と立ち上がる。
でついに緊急ボタンを押した方がいて、次の駅で駅員さんがお出迎え。
電車が駅につくまでの間、お兄さんはずーっとダンナが倒れないように
タックルみたいな感じで旦那を壁に押し付けて支えてくれていた。
駅について・・・
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