「このプリンゆっくり持っていかないと崩れちゃうから、走っちゃダメだよ。
きれいに盛り付けたプリンだから、お母さんにも見せてあげないとね。」
子ども達はおとなしく店員さんの言うことを聞きます。
さらに続けて、優しくこのように注意したのです。
「このお店には君たちたちと同じように、プリンやジュースを持っている人がたくさんいて、
ぶつかると洋服を汚しちゃうから、ゆっくり歩こうね」
すると、子ども達に変化が!
子どもたちはプリンを持って、「わかった!」と店員さんに返事をすると、
ゆっくりと歩いて母親のいるテーブルに戻って行きました。
そして、みんな行儀よくプリンを食べ終えた後も、
お店の中を走り回ることなく席で大人しくしていたといいます。
この店員さんの機転を利かせた注意の仕方によって、
子どもたちは「どうして走り回ってはいけないのか」を理解し、走り回ることを辞めたのでした。