目の前に出されたトーストは、こんがり美味しそうとは
決して言えない黒焦げのトーストだったのです。
なんて言っていいのかわからず、お父さんの言葉を待ってみる事にしました。
疲労困憊のお父さんがどう反応するのかビクビクし不安に思っていると、
お父さんは何も言わずにそっと黒焦げのトーストを手に取り、
バターをぬって食べ始めたのです。
何事もなかったかのようにたっぷりのシチューと共に食事を始めたお父さんは、
いつものように僕に今日は学校でどうだったのか、宿題は終わったのかと話してきました。
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お母さんはきっと、お父さんに一言文句をつけられるのだろうと思っていたに違いありません。
しかし何も言わずに食べ始めたお父さんに対し、罪悪感を感じたのか
『ごめんなさい』
と焦げたパンについて謝り出したのです。
そこでお父さんはこう言いました・・・
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